上関の生き物たち


これまでの調査で、ワシントン条約保護動物スナメリ・環境省絶滅危惧種ハヤブサ・水産庁危急種ナメクジウオ・世界的に希少なヤシマイシン近似種などを確認し、その結果、上関周辺の海域が世界的にも貴重な生物多様性のホット・スポットであり、1960年代以降の人工的改変により失われた、瀬戸内海の健全な環境が奇跡的に残された「奇跡の海」であることを確認することができました。

さらに、国の天然記念物のカスバトの生息確認や、日本海特産種であるスギモク群落の発見、

特に、2008年からは国の天然記念物でIUCN(国際自然保護連合)指定の絶滅危惧種であるカンムリウミスズメの世界で唯一の周年生息地であることや、オオミズナギドリの世界で唯一の内海繁殖地であることなど、鳥類の分野における新しい知見も蓄積しています。

(写真上左:カンムリウミスズメ、上右:ナガシマツボ、下:スギモク)

 

 



報告書



メディア掲載