上関の自然を守る会

具体的な活動内容

上関の自然を守る会(※)は、1999年に中国電力環境アセスメントの不備を告発する過程で発足した。

 

 

以来、日本生態学会・日本ベントス学会・日本鳥学会などの研究者と経年的な共同調査を行っている。

これまでの調査で、ワシントン条約保護動物スナメリ・環境庁絶滅危惧種ハヤブサ・水産庁危急種ナメクジウオ・世界的に希少なヤシマイシン近似種などを確認し、その結果、上関周辺の海域が世界的にも貴重な生物多様性のホット・スポットであり、1960年代以降の人工的改変により失われた、瀬戸内海の健全な環境が奇跡的に残された「奇跡の海」であることを確認することができた。

 

さらに、国の天然記念物のカスバトの生息確認や、日本海特産種であるスギモク群落の発見、

特に、2008年からは国の天然記念物でIUCN(国際自然保護連合)指定の絶滅危惧種であるカンムリウミスズメの世界で唯一の周年生息地であることや、オオミズナギドリの世界で唯一の内海繁殖地であることなど、

鳥類の分野における新しい知見も蓄積している。

 

※2013年「長島の自然を守る会」 から 「上関の自然を守る会」へ名称を変更。

これまでの活動からの成果

①中国電力の環境アセスメントの不備を告発。

追加調査のために中国電力は原発計画の実施を2年3カ月遅らせざるを得なかった。

 

②生物多様性COP10での発表や2度の国際シンポジウムの開催、PSG(太平洋海鳥会議)などが功を奏し、国際的なアピールや日本政府への要望など保護を求める国際世論が高まっている。

 

③全国でのDVD上映会やパネル写真店展とシンポジウムの開催などにより、観察会やエコツアーに訪れる市民が増え、上関周辺の自然の素晴らしさが広く知られるようになった。

 

④上関町で従来商品化されていない海藻や漆の材料(カクレミノ)の生育確認ができ、原発に頼らない町作りの一旦を担う準備ができた

団体概要

団体名:    上関の自然を守る会

代表:       高島 美登里

設立:       1999年 

住所:       742-1403 山口県熊毛郡上関町室津1103-5

TEL:       0820(62)0710

Email:     midori.t@crocus.ocn.ne.jp

URL:       kaminosekimamoru.jimdo.com

スタッフ

代表: 高島美登里

 

山口県熊毛郡上関町在住。

「上関の自然を守る会」代表。

 

上関原子力発電所予定地の生物多様性とそれに生かされた人々の暮らしを守るために日々活動しています。

 

そのほか会の活動に共感してくださる多くのボランティアスタッフが参加しています。